プレスリリース
2023年2月14日
スマートスケープ株式会社
代表取締役 吉田 隆
平岡ボデー、3DCADビューアー「Kisters 3DViewStation」導入
ビューアーの域を超える性能で現場の業務効率向上
3DCADとの並行活用で、コストダウンを実現
先進技術を活用したシステムインテグレーション事業を展開するスマートスケープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田隆、以下「当社」)は、自動車用プレス部品メーカーの平岡ボデー株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:平岡 知晃、以下「平岡ボデー」)において、高機能マルチ3D & 2D CADビューアー「Kisters 3DViewStation(以下、3DViewStation)」の導入後、社員の業務効率化が実現した活用事例を2023年2月14日に発表いたしました。
●「モデリングはしない。でも、3Dデータの閲覧、活用は日常」 ビューアーの導入で効率化を実現
平岡ボデーでは、限られた3DCADソフトウェアのフローティングライセンスを本社と菊川工場で利用されていました。業務上、ハイスペックなワークステーションが必要であり、CAD専用のワークステーションを専用ルームに設置されていました。そのため、社員の方がCADデータを確認する際は自席から専用ルームに移動し、CADワークステーションで閲覧を行うという手間が発生していました。
3DViewStationを導入されたのは、2021年3月。 導入にあたっては、自動車メーカー様の初期検討で、複数の機種を設計する予定も見えており、さらに新入社員教育用でCADシステムのライセンスが必要だった等、3DCADのライセンスが足りなくなる事が見えていたからです。
平岡ボデーの金型メンバーは、モデリングをしないとしても計測や角度を変えたい時3DCADが必要でした。しかしながらCADソフトウェアライセンスは高額であることから、以下の条件を実現する事ができるビューワを探されていました。
1.ネイティブCADのパートファイルをそのまま開ける
2.軸方向からも距離が測れる※
3.製品の回転もできる
4.レイヤの表示/非表示機能
※ 工程設定するときに製品の深さなどを計測することが多く、最短距離ではなくY軸方向での距離などが必要となる。
社内で数種類の3DCADビューアーを検討された結果、必要な条件を満たした唯一のビューアーが3DViewStationでした。生産技術グループでは、自動車部品の試作から量産立上げまで担当されます。現場での作業もあることから、常に3DViewStationを立ち上げている訳ではなかったため、シートライセンスよりも割高である事は承知の上、ライセンスを効果的に使用するため「Kisters 3DViewStation」のデスクトップ フローティングライセンスの導入を決定されました。
CADワークステーションには、オフィスソフトウェアのExcelなどMicrosoft officeのソフトウェアがインストールされていませんが、日常の資料作成は、Microsoft officeのソフトウェアを使用することが多くあります。3DViewStationの導入前までは、専用ルームに行って、CADワークステーションを使い、必要な画像や計測はキャプチャで切り取って、自席に戻り、業務用PCのオフィスソフトウェアで資料を作成する必要がありました。
資料を作成していると別の画像が必要になる事もあり、再度、専用ルームに戻ってキャプチャし直す等の時間もありましたが、導入後の資料の作成は3DViewStationさえあれば完結できるようになり、時間の削減+ストレス低減に寄与できています。
また、シミュレーションが必要な場合は、CADワークステーションでモデリング、シミュレーション、フィードバック、形状変更という作業ができるようになり3DViewStationとCADワークステーションの使い分けができるようにもなっています。
●ビューアーの域を超えた期待以上の性能、機能が、さらなる活用促進に
3DViewStationは、重たいネイティブCADのパートファイル(60MB)でも自席の一般的なノートパソコンで、40秒程度で開く事ができます。また、20部品組み付いたアセンブリデータも30秒程度で開ける。高速にビューイングができることも大きなメリットになります。
平岡ボデーでは「Kisters 3DViewStation」にビューアーの機能のみを期待されていましたが、ビューアーの域を超える性能があったことも活用促進につながっていると言われています。
<3DViewStationの利点>
・高速ビューイング
・計りたい部分の距離が表示される
・新しい部品と古い部品の比較ができる
平岡ボデーは3Dデータを活用した業務が増えている事から「Kisters 3DViewStation」で簡単な測定や形状確認が出来るようになることで、さらに仕事の効率が向上されています。
直近では品質保証グループでの導入など新たな部署への導入や、コストパフォーマンスが良いことから、既存利用部門での増設も検討されています。
今後も当社は、製造業に携わるお客様を中心に先端技術を活用したソリューションを提供して参ります。
【Kisters 3DViewStationについて】 https://www.3dvs.jp/
「Kisters 3DViewStation Desktop」画面イメージ
※表示のデータは、サンプルデータです。平岡ボデー様のデータとは関係ございません
「Kisters 3DViewStation」は、独Kisters社が開発した、デジタルモックアップに最適な高速3DCADビューワです。大規模なデータにも対応様々な分析も可能です。数多くのネイティブCADフャイル(2D,3D)だけではなく、Microsoft Office等の2Dファイルにも対応Desktop版、Web版、VR版、バッチ処理対応版の4つの製品ファミリーを持っております。同一のAPIを提供しており、様々なシステムと連携した実績があります。
【平岡ボデー株式会社について】
「人の和と工夫」を企業理念におき、時代・産業が求める高度な技術革新に対応。未来の創造企業として新しい自動車産業に挑戦しております。
社名 :平岡ボデー株式会社
代表取締役 :代表取締役社長 平岡 知晃
設立 :1952年11月10日
所在地 :静岡県浜松市西区桜台一丁目14-1
従業員数 :410名
資本金 :8,000万円
事業内容 :自動車部品(プレス・溶接・塗装)・産業用集塵機部品・ピアノ部品
U R L :https://hiraokabody.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
スマートスケープ株式会社
デジタライゼーション事業部 ビジネス開発部
e-mail: p-sales@smart-group.co.jp