■SS4Mとは

類似形状検索システム SS4M は、データベース内のモデル群から形状が似ているモデルを探し出すことができ、過去の設計・製造ノウハウを再利用することにより、設計、製造、購買、見積などの業務の生産性を向上させるためのツールです。蓄積された 3D CADデータ群から、類似した形状を検索、 3D モデル表示し属性情報などの確認をすることが出来ます。

■追加された４つの新機能について

①参照モデルカウント機能
部品それぞれに「参考になった」数を蓄積できるカウンタが設置され、よく使われる部品/よく参考にされる部品を可視化できるようになりました。

 全部品群に対して「参考になった」順の並び替えが可能になり、ホーム画面でよく参考にされている部品群が一覧表示できるようになりました。これによって検索をすることなく、参考になる部品へアクセスできます。　

またファイル名や属性のみでの検索時、「参考になった」順の並び替えを利用することで、よく検索する標準部品の選定や、推奨部品の選定などが可能です。

②自動属性フィルター(URL実装)

以前は類似形状検索に特定の属性フィルターを毎回手入力する必要がありましたが、新機能では、検索結果や、条件入力後の状態がURLとして保存できるようになり、特定の属性フィルターが最初からセットされている状態で利用ができるようになりました。また、そのURLを直接指定し、特定の検索結果をすぐに閲覧することが可能です。

③形状比較HTML出力

今まで表示には、Adobe Readerを必要としていましたが、新機能では検索結果をブラウザ上で表示することが可能になりました。これにより、検索、モデル表示、形状比較を全てブラウザ上で行うことが可能となり、利便性が向上します。

④属性の並び順変更

属性件数が多い場合、ファイル属性欄をスクロールしていく必要がありました。

今回の新機能では、重要な属性情報の並び順を上位に表示を設定できるようになったため、検索結果一覧表示の視認性が上がりました。

また、検索に利用する属性の選択時にも、より使用頻度の高いものを上部に並び替えることができるので、利便性が向上します。

■SS4Mの特徴

AI（機械学習）を活用した類似形状検索システム

3D CADファイルから作成した画像から抽出した特徴をテキスト (Visualワード)化して作成したデータベースにより類似形状検索システムを実現しています。

類似形状データベースの自動作成

過去の3DCADファイル群から機械学習に必要な多視点画像をプログラムより自動作成します。 3DCADファイルを所定のフォルダにコピーする以外、人手は一切必要ありません。

10種類以上の3DCADデータに対応

様々な3D CADファイルから類似形状検索データベースを作成することができます。3DCADファイルさえ準備すればよく、PDM/PLM、CADシステムなどは必要としません。

SS4Mは、多くの企業様で懸念されているユーザーの利便性、普及率を追求し、誰もが容易に利用可能な類似形状検索システムを目指しております。SS4Mは今後も、導入企業様のお声を参考に機能追加を行っていきます。

■ライセンス形態

＜サーバライセンス＞

サーバ上の構築された類似形状検索データベースにネットワーク経由でWeb ブラウザからログインして利用します。接続端末数に制限はありません。