プレスリリース

2021年2月16日

スマート・スケープ株式会社

代表取締役 吉田  隆


AI活用でデータ化作業を大幅に自動化し、短納期・低価格を実現

点群データを3Dモデル化する「Scan2BIM/CIM

 建設業を中心に3Dデータの利活用に 216日サービス開始


先進技術を活用したシステムインテグレーション事業を展開するスマートスケープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田 隆)は、インドに拠点のある3Dエンジニアリングソフトウェア会社nCircle Tech Pvt. Ltd.(本社:インド プネ市、CEOVarun Bhartiya、以下nCircle) と提携し、3Dスキャナーで取得した点群データを3Dデータに変換するサービス「Scan2BIM/CIM」を日本国内を対象に2021216日(月)より提供開始いたします。

■撮影した点群データを3D化し実用的なデータに

この数年、現実空間と仮想空間を融合し、自在に行き来する「デジタルツイン」が注目されていますが、その実現には3Dモデルが必要になります。しかし、現在多くの既存の建物は3Dモデルが存在しません。

様々な場面で建設業を中心に建物やインフラ(橋、道路など)、プラントなど、現状のデータがないケースもあり、特に3Dデータ化が必要となるケースがあります。最近では3Dスキャナーで実際の建造物の点群データを簡単に撮影することができますが、データ量が膨大になりやすくまた構造化されていません。

 

今回提供を開始する「Scan2BIM/CIM」は、点群データを3Dモデル化することにより、データを効果的に活用することができます。「デジタルツイン」が注目されている今、いかに正確に、いかに早く3Dモデルを完成させるか、それを実現するために「Scan2BIM/CIM」のサービスを開始いたしました。

3Dデータ変換サービス「Scan2BIM/CIM

 

3Dスキャナー等で取得した点群データの3Dモデル変換作業を、AIの一種である機械学習とBIMソフトウェアのAPIを活用して大幅に作業を自動化することに成功しました。その後オペレータがAutodesk Revit*を使用してBIMモデルとして完成させます。

*Autodesk社が開発しているBIM設計支援ツール

■変換プロセス

 

機械学習をベースとした変換ソフトウェアが、壁、柱、配管などの要素を検出し、形状、位置座標などの情報を自動取得します。Autodesk Revitでモデリングが完成した後に元の点群データの精度を維持しているかをオペレータが比較検査し、品質を担保します。

 

 スマートスケープでは、AutoCAD®で設計された3D設計データを正確に3D PDFへ変換する「Smart Converter for AEC」、点群データを3D PDF, 3D HTMLに変換する「MO3DModel Optimizer 3D)」など、3Dデータ変換のソリューションを多く提供しています。

 

本サービス「Scan2BIM/CIM」をスタートに今後もnCircleと提携し、建設業向けのソリューションを拡充してまいります。


 

【本件に関するお問い合わせ先】

スマート・スケープ株式会社

プロダクト事業部 デジタルエンジニアリング営業部

TEL : 03-6455-4484

e-mail: p-sales@smart-group.co.jp