プレスリリース

2020年9月14日

スマート・スケープ株式会社

代表取締役 吉田  隆


スマート・スケープとNEC

製造業向け3Dソリューションの共同開発 第一弾

SOLIDWORKS PDMに3D類似形状検索を統合 オプションとして9月23日提供開始


 製造業向けにシステムインテグレーション事業を展開するスマート・スケープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田 隆、以下「スマート・スケープ」)と、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野隆、以下NEC) は、SOLIDWORKS PDM と3D類似形状検索システム SS4Mの連携オプションを共同開発し、2020年9月23日より提供を開始します。

 本機能は、当社とNECが昨年10月からスタートした製造業向け 3D ソリューション領域においてのアライアンス強化となる共同開発の第一弾であり、NECのオリジナルツールとして提供されます。NECがSOLIDWORKS PDMの連携機能の開発、当社がSS4Mの連携機能の開発を担当しました。

 今回開発したSS4M連携オプションは、SOLIDWORKS PDMのアドオンとして実行されます。SOLIDWORKS PDM クライアント上で、PDMボルト内にある部品またはアセンブリを選択し、類似形状検索を実行すると、結果が類似度順に表示されます。

 検索結果の中から、SS4Mの機能である複数部品の重ね合わせによる形状比較等を行いながら、目的のデータを特定し、選択することで、SOLIDWORKS PDM上でそのモデルの詳細を確認したり、親子関係を追いながら取り付け構造の確認、部品の流用設計を行うことができます。

 さらに、最新のSS4Mグルーピング機能(自動グループ分け機能)にも対応しており、SOLIDWORKS PDMのメニューからSS4Mグループ検索を実行できます。また、SOLIDWORKS PDMボルト内の部品およびアセンブリモデルをSS4M類似形状検索データベースに自動登録するファイル抽出ツールも併せて提供します。

 今回の連携で、SOLIDWORKS PDMから類似形状を簡単に見つける事ができれば、部品の標準化、流用設計が促進され、標準部品利用による大幅なコスト削減・過去ノウハウを活かした品質向上・開発リードタイム短縮を可能にします。

今後も当社はNECと共同開発を行い、アライアンス製品の提供を行っていく予定です。

<SOLIDWORKS PDMとは>

3次元CADデータ管理・共有を促進し、3次元CADによる設計生産性を向上するデータ管理ソリューションです。ファイルサーバ管理で課題となる「履歴管理」「流用設計」「CADファイル関連性保持」「検索性向上」等について、SOLIDWORKS PDMの導入により解決することが可能です。

<SS4Mとは>

データベース内のモデル群から形状が似ているモデルを探し出すことができる「類似形状検索システム」です。過去の設計・製造ノウハウを再利用することにより、設計、製造、購買、見積などの業務の生産性を向上させるためのツールであり、蓄積された 3D CAD データ群から、類似した形状を検索、3D モデル表示し属性情報などの確認をすることが出来ます。

●記載されている会社名および商品名は、各社の商標または、登録商標です。

【スマート・スケープについて】

2003年設立のスマート・スケープは、自動車、産業機械業界を中心にCAD/PLM、CGを利用したアプリケーション開発で多くの実績を有し、特に国内大手自動車メーカの基幹PLMシステムは継続的に開発に従事しシステムの発展に貢献しています。また、3D PDFやクラウドによる3Dデータの更なるの活用を提案し日本の製造業の生産性向上への貢献に注力しています。

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

スマート・スケープ株式会社

プロダクト事業部 デジタルエンジニアリング営業部

TEL : 03-6455-4484

e-mail: 3dpdf@smartscape.co.jp